FAQ/よくあるご質問

Q.納期は絶対ですか?
絶対のお約束は出来兼ねますが事前にご相談頂ければ出来る限りの
対応は致しますが、難易度や楽器という性質上、オーダー製作品や
天候や特に木材を中心とした楽器は物と材の性質上個体差もあります。

特に塗装は磨きが出来る状態まで自然乾燥に時間がかかります

大手メーカーのFender社の販売日と実際のネック等の制作刻印が1年前これは
もちろん製作にも時間はかかりますが、塗装後乾燥させて磨きがかかるまでの
期間が大きく影響している事もある為です

繁忙期等も多くのお客様の為に日々施工しております為
製作関連(フルオーダー品の場合)では約2年もかかる事も御座います。
少人数で各種工程を踏んで施工しております為ご理解をお願いします。

Q.クラフトマンとリペアマンは何が違うの?
一般的にクラフトマンは楽器そのものを作る専門職、リペアマンは主に修理の専門職になります。

Q.個人で楽しむなら有名メーカーロゴを付けられる?
知的財産保護法に則り営業しておりますので、ご要望にお答え出来ません。

また、2015年以降では各メーカーさんでは名盤販売等行っていない事から
施行は不可とお考え下さい。

他店では施行を行っているとの問い合わせも頂きますが
デカールの施行自体が知的財産保護法違反に反する行為ですので
デカールの製作(コピー、偽物)もこれに含まれます。
ただし、お客様のオリジナルは該当しませんので
オリジナルデカールの施行は弊社でも行っております。

Q.仕上がりに不満がある場合どおすればよいですか?
ご返納到着後1週間以内にご連絡を頂きまして
最善の対応に努めます、再施工、再調整等
但し、お客様のご希望や指示内容になき場合はこの旨にはなりません。
また、返金等も弊社では行っておりませんので施工ご依頼時に
ご希望を明確にお伝えください。

特にご注意お願いしたいのは、元々の個体の生地着色品は再施工できません
木地に塗料を浸透させて着色していますので
ご希望のカラーにならない事が多くあります。

これは個体差やメーカーによって様々な塗料を使っております為で
木地に浸透している度合いによって変色等が起こります。
この場合に関しましてもご理解ご了承の上ご依頼ください。

Q.ボディに傷をつけてしまったので同じ色のタッチアップを作れますか?
神経質に言えば、まったく同じ色は作ることができませんが、近似色の調色はできますのでご相談ください。

弊社での施工は部品脱着を要することもあります為タッチアップだけではなく
部品脱着料金もかかります為お断りする事が御座います。
部品脱着が必要にもかかわらず脱着できない個体はお断りいたします。

また部分ぼかしが出来ない個体も多く御座いますのでお断りする事が御座います。
例外としてFender社、Gibson社製造品に関しましてはお受けすることが多いです。

Q.なぜ同じ色がつくれないのですか?
一例をあげてご説明致します。
身近にある自動車も一見同色ですが、実は見る角度やボディ・バンパー・ドアミラー等のパーツによって誤差があります。同じ塗料を使用していても塗装する物の材質等で変わります。
自動車の修理で板金後の仕上げは必ず、元の色との境目をぼかす作業を行います。これは、ぼかす事によりマッチングさせるのです。
このことからも、通常は同色と言われていても実は近似色ということになります。

特に新しい物であれば、ほとんどわからないくらいまで調色は可能ですが、経年劣化や日に焼けてしまっていると、フラット色・艶消しには色が合いません。

Q.ネックリフィニッシュ時にロゴやシリアルは消えますか?
当工房ではリフィニッシュ時に既存塗装を剥離し、無垢の状態から仕上げるため、消えてしまいます。
また、ヘッドリフィニッシュ等で使用されるヘッドロゴ(リプレイスメントデカール)の取り扱いは知的財産保護法等によりお断りしております。
お客様でご用意頂くか、各メーカにご相談ください。
また、ご用意頂いてもお断りする場合がございます。

Q.良いギターでなくても、安いギターでも音が良くなりますか?
リフィニッシュだけで必ずしも音が良くなるとは限りません。
所有のギター本来の音にはなるとは思いますが、正直やってみないとわからない部分です。音色は変わると思います。

エレキギターはボディやネックの材、ピックアップ等のアッセンブリーペグやナット、ブリッジ、弦等、複数の部品で一つの楽器としてアンプを通し音を奏でるので、トータルバランスが取れていないと塗装を変えても期待したようにはならないと思います。

Q.ギター塗装のラッカー塗装とポリ塗装は何が違うの?
特徴を説明します。
ラッカーといっても様々な種類がありますが、ギター塗装の場合、ラッカーとは主にニトロセルロース・ラッカーを指します。
ニトロセルロース(硝酸繊維素)が主剤で着色料・溶剤だけで造られている塗料。

塗装剤に薄く塗布できる事が最大のメリットとされています。
しかし、ラッカーは取り扱いに気を使ったり手間がかかります。現在ではラッカー対応のケースやスタンド、クロスやクリーナー等、各メーカーからラッカー専用が出ている事からもわかると思います。
製作後何年経っていても、化学反応により傷んでしまうデリケートな部分も併せ持った塗料です。

また最近ではエナメル系ラッカーもラッカーと表示しています。

ポリとは、ポリウレタン・ポリエステルを含む化学合成樹脂塗料を指します。
弊社ではポリ表記の物はポリウレタンを差し、エステル塗料はお取り扱いしておりません。

四季がある日本の高温多湿の中では、塗膜が厚く硬い分、湿度の吸収を抑えてくれる等の理由により、国産のギター等に多く使用されています。
ラッカーより安易に扱えるということがメリットですが、完全に硬化するまでの製作後3〜5か月程度は丁寧に扱って頂きたいです。

Q.塗装を変えるとギターの音が変わるのは本当?
確かに変わります。
その音(塗装・リフィニッシュ後の音)が良いか悪いかは、求めている音により様々言われていますが、音色は変わります。
特に大きな音の変化を期待されるのであれば、ラッカーの塗装で極薄塗装(ティンラッカー)に変更することをお勧めします。
本来そのギターの持っている音色が出てくる事により、はっきりとした変化が見られます。